私は2019年6月の異動により、グループ会社の京急伊豆開発株式会社(静岡県「伊豆長岡温泉 京急ホテル」運営)に出向しています。異動の辞令が出たときの心境としては、入社時点でグループ会社への出向もあると認識していたので大きな動揺はありませんでした。主な業務としては、接客や予約対応などがメインになりますが、最初はこちらでの業務すべてを把握するためにベッドメイクから配膳、温泉の泉質管理、経理業務など一通り経験しました。
出向前まで所属していたボートレース事業部では私がいちばん年下でしたが、現在は出向先の社員2人が後輩として共に働いているので、言葉遣いや接客態度など、気になった部分はしっかりと指摘し、伝えるようにしています。また、上司からは「新しい目線で改革をしていってほしい」と言われているので、今までの慣例が当たり前のこととは思わずに、常に問題意識を持っていたいと思います。何か提案があれば、上司や同僚ともよく話し合い、皆といっしょに、よりよいホテルの雰囲気を作り出していきたいですね。
就職活動中のころを振り返ると、当社への応募を決めた理由は、「人」が好きで、たくさんの人と関われる接客業をしたいと思っていたからです。好きなことでなければ長続きしないことは分かっていましたし、学生時代に「天然温泉 平和島」でアルバイトをした経験も生きていると思っています。
勤務地のホテルは伊豆長岡に佇み、天城エリアの緑豊かな庭園に囲まれた純和風旅館で、スポーツ関連や企業研修など大小さまざまな団体利用も頻繁にあります。また、充実した設備やゆとりある落ち着いた雰囲気の客室で、多くのリピーターのお客さまに支持されています。今後はインバウンド客の誘致にもさらに力を入れつつ、ファミリー・ビジネスユーザーの更なる取り込みのため、SNSなどを利用した施策を積極的に展開していきたいと考えています。
今後は、ホテルを利用されるお客さまが何を望んでいるのかを瞬時に理解し、まさに“痒い所に手が届く”ようなきめ細やかな接客を実現し、お客さまには第2の自宅に帰ってきたかのようなくつろぎを提供したいと思います。そのためには、われわれスタッフが作り出すホテルの雰囲気が最も重要だと考えます。
いずれは出向を終え他部署に配属することになると思いますが、当社は「不動産賃貸事業」「レジャー事業」「ボートレース事業」の3本柱があり、いろいろなことに携われることが特長です。施設内での接客など、現場の仕事を数多く経験することができ、さらには企画戦略や賃貸オフィスビル管理などの業務もあります。お客さまや人と触れ合うことが基本となるので、コミュニケーション力が大切。言い換えれば、ここには何にでもトライできる環境があります。皆さんもここで自らのチャンスを作り、可能性を広げていきましょう!
2019年10月インタビュー
モーニングコーヒーサービス・チェックアウト対応
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